【初心者向け】Amazon Data Lifecycle ManagerでEBSスナップショットを取得するカスタムポリシーを作成してみた
この記事は アノテーション株式会社 AWS Technical Support Advent Calendar 2024 | Advent Calendar 2024 - Qiita 6日目の記事です。
はじめに
かつまたです。学習の一環としてAmazon DLM(Amazon Data Lifecycle Manager)を用いてEBSスナップショットを定期的に作成する設定を行ってみたので手順をご紹介します。
Amazon Data Lifecycle Managerとは
Amazon DLMは、Amazon EBSボリュームのスナップショット管理を自動化するサービスです。定期的なバックアップの作成から保持期間の管理まで、一元的に制御することが可能です。
主な機能
- 定期的なスケジュールに基づくスナップショット作成
- タグベースでのターゲットリソース管理
- ライフサイクル管理
- スナップショットの保持期間設定
- 期限切れスナップショットの自動削除
- クロスリージョン対応
やってみた
ライフサイクルポリシー作成
カスタムポリシーを作成し、スナップショットの作成ルールを指定します。
1.マネジメントコンソールで「EC2」→「ライフサイクルマネージャー」から「ライフサイクルポリシーを作成」を選択します。ポリシータイプで「カスタムポリシー」と「EBS スナップショットポリシー」を選択します。
2.「ターゲットリソース」で「ターゲットリソースタイプ」を「ボリューム」と選択し、「ターゲットリソースタグ」でバックアップ対象のEBSに付与するタグを指定します。 「追加」を押下します。IAMロールはデフォルトのものを指定します。
3.スケジュール名と、要件に合ったスナップショット取得頻度を設定します。「保持タイプ」は保持するスナップショット数を指定し、超過したら古いものから削除する「カウント」と時間による保持期間を設定する「保持期間」を選択できます。今回カウントを選択しました。ポリシーを作成します。
対象EBS作成
ポリシーで指定したタグを持つ、EBSを作成します。
1.「EC2」→「ボリューム」の「ボリュームを作成」を選択します。先ほどポリシー作成時に指定したタグを持つ適当なEBSを作成します。
動作確認
1.「EC2」→「スナップショット」から設定したライフサイクルで該当EBSのスナップショットが作成されていることを確認します。
参考資料
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。活用することでストレージコストの最適化や運用工数の削減を実現できるAmazon DLMの理解を深めることができました。
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